へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

一日のはじめかた

 

朝にたべる食パンがなくなったので、はやくからやっているスーパーへ買い出しにでた。

 

f:id:tomokusa_mei:20190822211836p:image

 

ついでに昼のおかずも調達せんと、店内をうろうろ。そこかしこの通路で棚出し作業がおこなわれていて、ダンボールをのせた台車で通路が埋まっている。行き止まりにいきあたっては、角を折れ、あみだくじのように進んでいくのはちょっと楽しい。

 

お客にかまっていられない、というように作業に没頭している背中は、大仰に「いらっしゃいませ」と笑顔を向けられる時よりもなんだか人間じみて見えた。

 

こちらが不用意に近づいて、道を譲ろうと慌てさせてしまったりなんかすると、こちらこそ仕事を邪魔して申し訳ない、と伝えたいのにとっさに言葉がでなくて、結局そそくさと立ち去るだけになる。先を急ぐ車を待たせて、横断歩道をわたっているときの焦りに似ているかもしれない。

 

刺身と惣菜コーナーは空っぽだったが、揚げ物だけはたんまりと準備されていた。どうやら揚げたてらしく、揚げ油のにおいが空間に充満している。きんきんに冷えた店内で、その場だけはちょっとばかりあったかいように感じられて、なんだかこちらがプラスチック容器におさまった揚げ物になったように思えてくる。

 

唐揚げにコロッケ、エビフライにカキフライ。種類はたくさんあるのだけれど、衣は1ミリも焦げたりせずに、どれも同じキツネ色をしている。

 

揚げ物の群れをさまよううち、だんだんと神経衰弱をしているような気分になってきて、どれを食べてもおなじ味がするんじゃないか、と思ったりもするのだが、結局は、その時に最適な揚げ物があるはずだ!  と信じて、あーでもない、こーでもないと、いらんとこで頭をつかう。

 

そして選びとった本日の揚げ物は、アジフライ。1つ30円也。自宅の棚の、随分と長い間居座っている味のりの存在をふいに思い出したのだ。出汁醤油をしませた白米に、味のりとかつぶし、アジフライをのせれば、のり弁当ができる。……これはどう考えたってうまい。

 

はりはりした歯ざわりのものが食べたかったので、ピザポテトやプリッツ、曲がり煎なんかを買い物カゴへがさがさ放りこむと、存外に大荷物になった。重くはなかったが。

 

色気もへったくれも、おまけに栄養もなかったが、茶色いだけの昼ごはんは素朴にうまくて、それだけでもう今日がよい休日であることは、言うまでもなかろー。