へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

思い出を供養しよう・第四弾『オーストラリア・ケアンズ』

 

カンガルーの尻尾を持ちあげたいならば、オーストラリアへ行くべし。

 

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へなちょこフリーターの渡航経験は二回 ―― 一度目はフィリピン、二度目はオーストラリア。二カ国とも、日本の南に位置する国ゆえ、時差ボケというものを経験せずに済んでいる。

2013年3月、卒業旅行でオーストラリアへ赴いた。

 

同じ研究室に属していた友人二人と、隣の研究室の先輩ひとり。4人が4人とも、生き物好き。大学では、昆虫や植物についての論文をそれぞれしたため、休日には、国内の水族館や動物園へ連れ立って出かけることもしばしばだった。

 

「オーストラリアへ行こう」――そう言い出したのが誰だったのかは定かではないが、生き物好きが4人集まったのだ、旅行先が動物の楽園・オーストラリアになることは当然の成り行きだったと言えよう。

 

なんてったって、コアラにカンガルー、ワラビ―、タスマニアン・デビルにウォンバット ―― 名前を呟くだけで笑顔になるような動物たちの故郷で、彼らに見て、触れることだってできる夢の地なのだ。

 

我々は関西空港を深夜に発ち、オーストラリアはケアンズ空港に降り立ったのは早朝だった。

 

乗りあわせた連絡バスは、空港周辺の平地を抜け、やがて海岸近くの大きなホテルの前で停まった(停留所であって、私たちの宿泊先ではない)。店が商売を始めるにはまだ早い時間。あてもなくぶらぶら歩いていると、誰ともなく違和感に気づいた――ん? 目がちくちくするぞ?

 

夜が明けてまだまもないというのに、日差しが容赦なく我々の目を射抜いてくる。夏のオーストラリアの日差しは強いと聞いていたが、これほどとは……。

 

以前にもオーストラリアへ来たことがあるというTは、準備よくサングラスを持参していたが、他三人の瞳は丸出し。このままでは観光を楽しむどころではない! 小さな商店へ駆け込み、各々気に入りのサングラスを手に入れ、装備を拡充した。

 

そんなわけで、オーストラリアを楽しむへなちょこフリーターは、どでかいサングラスをつけている。写真を載せてみましたが、実に楽しそう。

 

当時と現在では、人生の諸々における価値観、特にジェンダー感や趣味趣向が大きくちがっている。こうして昔を振り返り、文字をつづっていると、古い友達の軌跡を辿っているようで、なんだか不思議な心地がする。

 

6年前は月一で胃を痛め、泣き暮らしていたものです。

 

主な原因は、当時お付き合いをしていた野郎でして、オーストラリアからの帰国後もひと悶着ありましたとも、ええ。私の楽しみにことごとく水を挿してくれる素敵なお方だったのですよ。懐かしいねぇ(くたばりやがれ!)。自身の幸福に無頓着すぎた自分にも、問題はあったんですけどね。6年かけてじんわり矯正していき、いまや立派なへなちょこフリーターです。

 

話が逸れちゃいましたな。オーストラリアですよ、オーストラリア。

 

期待以上の動物の楽園で、「10分で見終わっちゃうよ?」と観光案内所の人の心配をよそに、動物園を数時間かけて満喫したり、エミューやらアリーゲーターやらの肉を食したり、全部同じ味のする中華料理バイキングとか、いやー思い出深い。

 

大学生時は「写真をとるよりも、目に焼きつけるべき」という思想の人間だったため、あんまり写真が残っていないのが残念です。シャッターを押したいと思い、風景を切り取ると、その前後の記憶は、何もしないときよりも強く心に刻まれる気がする。写真のメモとしての機能を、わたしは愛しているのかもしれないなあ。

 

オーストラリア・ケアンズの空気を、皆さんが少しでも感じてくだされば幸いである。

 

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生き物にはじまり、生き物に終わる『オーストラリア・ケアンズ

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➡︎ 1日目、朝の散策中に見つけた公園にて撮影。見慣れない樹木が、普通に立ち並んで、風に揺れている。

 

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➡︎ ハトと同じ雰囲気で歩きまわっていた鳥。写真は残っていないが、野生の白いオウムが街路樹を覆い尽くしている場面にも遭遇した。ありゃあ衝撃だったなあ …… 。

 

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➡︎ 「10分で見終わっちゃうよ?」と観光案内所の人に心配された動物園『ケアンズ・ズーム・アンド・ワイルドライフ・ドーム』。ツアー内容に、ここでの『コアラとのツーショット券』がついていたのです。

 

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➡︎ 建物の屋上ということで確かに広くはなかったが、放し飼いにされている動物たちを前に、生き物好き一行はもちろん大興奮。1時間見てまわるのは余裕だった。

 

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➡︎ これが現地の空を飛んでいる生き物っていうところもすごい。日本ではお目にかかれない色彩。

 

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➡︎ 衝撃だったのが『ワニの餌やりショー』。上からぶら下げられた肉に、体長2mはありそうなアリゲーターが飛び上って食いつく。音がね、すごいんですよ。顎を閉じると「パカーン!」という衝撃音が、ドーム中に響きわたる …… 。ここまでは飛んでこないとわかっていても、生命の危機感は否応なく煽られ、内臓から背筋へ震えが走った。

 

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➡︎ 所変わって、記憶は定かでないが、『ワイルドライフハビタット』。

 

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➡︎ 1か所目でコアラを抱っこしたのですが、コアラはねぇ、ふあっふあでした……。毛がみしっとつまってはいるんだけれど、柴犬のお尻よりはやわっこい、幸せに手触りがあるならあれなんだろうなあ。 

 

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➡︎ 観光客に触られすぎて、もはや何も感じなくなっているカンガルーたちと嬉々として接触をはかる、若かりし頃のへなちょこフリーター。

 

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➡︎ たしか餌やりもできたのだが、みんな腹がいっぱいなようでかまってくれない。

 

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➡︎ こちらはワライカセミ。旅程2日目だったか、電線の上から人間が笑っているような声が降ってくると思ったら、野生のワライカセミだった、という貴重な経験をした。

 

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➡︎ エミュー。ワニと同じで「やられる」という気分にさせてくれる。爪を見よ、爪を。

 

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➡︎ お昼寝ウォンバットくん。

 

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➡︎ 2日目は 世界最古の熱帯雨林『キュランダ』へ。レトロなデザインの列車に出発前からテンションが上がる。

 

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➡︎ 歩いた方が速いのでは? と思うほどのゆっくりペースで、山をのぼっていく。

 

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➡︎ 途中下車をして滝を鑑賞。

 

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➡︎ 『オーストラリアン・バタフライ・サンクチュアリ』。園内では、宝石色に輝く蝶が飛びかう。

 

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➡︎ 熱帯雨林を散策。変な生き物がたくさん、かと思いきや、そんなことはなく、少々拍子抜け。

 

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➡︎ 人懐こい鳥に遭遇。顔面がいかつい。

 

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➡︎ キュランダからの帰路は、世界で2番目に長いロープウェイ『スカイレール』を利用。恐竜が現れてもおかしくないような鬱蒼とした熱帯雨林の上空を飛ぶように進んでいく。

 

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➡︎ 3日目は、グレートバリアリーフを見に『グリーン・アイランドリーフ』へ。天気はあいにくの曇り空&強風。絶景、とはいかなかったのが、この旅唯一の心残りやも。

 

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➡︎ ワニ、エミュー、カンガルー、サメなど食べました。そういえばケアンズ料理、的なものは口にしてなかったかも …… 。トーストに塗る『ヌテラ』というペーストが、まずかったことは覚えている。おそらく海外の人が納豆に接するような感覚と同じではないかな?  慣れれば美味しいんだと思われる。

 

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楽しかったオーストラリアなのですが、たったひとつ問題がありました。―― お金です。

 

大学時代の私にとって旅といえば一人旅。お金をかけず、どれだけ楽しめるかが醍醐味で、それは当然海外旅行においても適応されるはず。クレジットカードは使い慣れていなったし、落としたり、盗まれでもしたら困る。一人旅をするのであれば、これだけあれば十分楽しめると思う額を、財布につめてもって行った。

 

一度目の海外旅行先がフィリピンだったというのも、お金に対しての考えを緩くした要因のひとつ ―― フィリピンは物価が安かったのです。持参した現金はほとんど手元に残ったし、ボランティア活動がメインだったこともあり、移動費・食費・ホテル代は最初にまとめて入金していて、支払の場面というものがほとんどなかった。当然ながら、クレカを持参する学生なぞいなかったのである。

 

遠い異国の地にて、へなちょこフリーターは己の考えの甘さを自覚せざるを得なかった……この人ら、ばんばん金遣うやんけ。しかも、当然のごとくクレジットカード持参。……あれ? もしかしてこの状況、わたし、やばいんじゃない?

 

「もっと安いものを食べない?」「それは移動費が高いから、予定を変えない?」―― 持参した金額を告げてお願いすれば、きっと3人は快く協力してくれたろうけれど、金額を気にせずはしゃぐ友人たちに、水をさす勇気は最後まで持てなかった。前途した当時の彼氏の影響で、他人の幸せを奪う責任の重さを考えずにはいられなかったのだ。

 

そんなわけで、残高がゼロになる事態に戦々恐々となりながら、財布をひらく度、頭のなかで電卓をはじいていたわけです。友人たちと同じ旅程をなんとか無事に終えられそうだとわかったときの、嬉しかったこと …… 。

 

金銭感覚、というか、旅行でのハメの外し具合については、グループ海外旅行の際には擦りあわせ必須であります。

 

あと、クレッジットカードは便利! なくすの不安な人以外は持っていこうね。へなちょこフリーターとの約束だよ! …… 異国の地で両替所探すの、まじめんどいかんね。

 

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● ケアンズ