へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

好きなものを糸にせずとも、人と人とは勝手に結ばれてくもんだ。

 

 

他人に興味を持てない …… 。

 

 

f:id:tomokusa_mei:20190629191946p:image

 


安全性を脅かさないでいてくれるかどうかが最重要、嗜好性なんて二の次だ。相手から敬意を感じられるなら、言葉はゼロでもかまわないとさえ思う ーー それがへなちょこフリーターという生き物です。

 


あらゆる嗜好性 ーー 性であったり、食べ物、人生設計、ファッションなどなど ーー そういうものを知らずとも、誠意をもって接してくれるのであれば、仕事をする上で一向に困ることはないのである。

 


…… というのが私の持論なのですが、これが決して一般的ではないことは、これまでの経験からよーくわかっている。

 


趣味は何?

どんな人が好き?

結婚はいつしたい?

どんな食べ物が好き?

休みの日は何をしているの?

仕事終わりに寄る場所は?

 


美容院でだって「今日はお仕事お休みですか?」「これからどこか行かれるんですか?」と聞かれる。仕事の有無と、休日の過ごし方を把握したからって、髪型のできに違いがあるとは思えないのだけれど …… 。

 


私に興味を持ってくれてるんだなーと、相手から何かしらの熱を感じられるのであれば、むしろ全然ウェルカムなのだ。どんとこい!

 


ところがどっこい、大概「へー」で終わるし、「趣味は読書」と答えれば「私本読まないんですよー」と返される始末 …… 。

 


お前ら、絶対私に興味ないよな!?  言葉を交わす前より、ふたりの溝はむしろ深まっとるで??

 


その言葉をぶつけたくてぶつけたくて、振り上げた拳を何度左手で抑えこんできたことか …… 。

 


それと言うのも「あなた、わたしに興味ないですよね?」とでも言おうもんなら、こちらにそんなつもりはなくっとも、「あなたは冷たい人ですね」と批判しているように聞こえてしまうのが問題だ。

 

 

「他人に関心を持つイコール=あたたかい人間」「関心を持たない人間=冷たい人間」という誤った価値観が、世の中ではまかり通っている。

 


口に出した当人は「これからも関係を維持したい」と思っているとは、理解してもらえないんだろうなあ。

 

 

数年単位でひとつ屋根の下で暮らすなら証明のしようもあるだろうが、仕事場で週に数回会う程度の人、ましてや年に数回合うかどうかといった美容師に「無言の好意」「嗜好性への関心抜きの好意」を理解してもらうのは至難の業である訳で。そんな話術、へなちょこフリーターはもちろん所持してない訳で。

 


「自分は他人の好き嫌いに関心をもっている」という本人の自覚と、相手が受け取る印象が食い違う場合、その二人はもう、コミュニケーションの取りようがないんだよなあ。その断絶が悲しくて、人間関係諦めちゃってる部分、けっこうあります。

 

 

私自身が他人に関心をもっていないわけだし、「この人はわたしに関心があるのだなあ」と思った経験がないから、『人間は他人に関心をもたないものだ』という前提で生きてきた。

 


関心を持たないはずの人が、私に好きなものを聞いてくる。その理由は、自分をあったかい人間だと思いたいであったり、仕事を円滑にすすめるため、沈黙を嫌って、利用するため、従わせるため、そうするのが普通だから、といったような自己中心的なものなんだよなあ。

 


決して私のためを思ってのことではないというのに、「嗜好性を知り得たから仲が深まった」という尺度は当たり前のものとしてそこにあり、皆んな大事そうに掲げて歩くんだもんな。なんとも不思議な光景だ。

 


無傷なのに包帯を巻かれて、「よかったね〜」と言われるようなちぐはぐさ。巻かれたからといって肌が傷つく訳ではないけれど、なんで?  とは思ってしまう。その度に心の角っこがちょっとずつ欠けて、すり減っていく。

 


楽しかった旅行の話には、最低3000字はかけたいし、まとめるために数時間〜数日の時間が欲しい。私の嗜好性に関心があるなら、それを読んで然るべし!  と思うのだが、職場ですれ違うだけの普段は無口な凡人に、そこまでの労力を割いて仲良くなりたい、という人間は少ないだろうと思う。

 


職場の人に「読め」と言うつもりはないし、読んでもらわなっくても、心地よい関係性はつくれる。だから …… 放って置いてほしいです!

 


好きなものを糸にせずとも、人と人とは勝手に結ばれてくもんだ。

 


わかりやすさの対極にある感覚、なんでかわからないからこそ『好き』なのに、ゼロタイムのコミュニケーションに落とし込んで、二言三言の言葉で現すのは乱暴だし、野暮ってもんだ。

 


100問1答はアイドルなんかの人気者に任せときましょ。こちとら1問100答やりたくて、本を読んだり、ブログ書いたり、まどろっこしいこと、ぽちぽちぶつぶつやってんだ。私に興味があるってんなら、着いてきてみやがれってんだ!  …… 今日も今日とて強気な気持ちで、社会という荒波を越えていく、へなちょこフリーターなのでした。