へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

思い出を供養しよう・第二弾『高知・中津渓谷』

 

わたしは聖地巡礼がしたかったのだ ……  !

 

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ラジオを嗜む習慣をみなさんはお持ちだろうか?  

 

わたしには毎週欠かさず聞いている番組がいくつかあるのだが、その中のひとつに『 Dear Girl ~ Stories ~ 』がある。

 

人気声優である神谷浩二と小野大輔の二人がパーソナリティをつとめる三十分番組。甘さ漂う番組タイトルから、恋愛相談とかやってんじゃないの ? と思うでしょう ? …… ところがどっこい、いい大人が真剣におちゃらける企画が満載。お腹をかかえて笑う場面も少なくないのだなあ、これが。

特に小野Dこと、小野大輔はわたしと同じ高知県出身ということで、勝手に親近感をもって耳と心をかたむけている。

 

『 Dear Girl ~ Stories ~ 』の存在を知ってまだ間もない頃、小野Dの生誕祭と称した高知旅行の回が数週にわたって放送された。好きかもしれない、という淡い予感は一気に確信へと昇格。わたしのハートはまんまと二人に掌握されたのでした。

 

その記念すべき旅行回は、なんと映画化までされた。ラジオなのに、である。型破りすぎてよくわからないけれど、いいのです、たのしければ !  (もちろん映画は見に行った)

 

今をときめく人気声優たちの声で、慣れ親しんだ土地のことを話題にあげてもらえるのは、何度体験してもいいもんです …… 。高知に生まれてよかったー !  わたしは高知県人としてのアイデンティティを、小野Dたちのおかげで獲得したと言っても過言ではない。

 

そしてわたしは思い立つ ―― 聖地巡礼がしたい。

 

小野Dたちと同じ空気を吸って、同じものを食べてみたい。二人にもらった新しい気持ちで、生まれ故郷を括目したい …… ! 

 

しかし、わたしは重大なミスをおかした ――  " 渓谷違い " 。

 

小野Dたちがアユを美味しく食べたのは、仁淀ブルーに嘆息していたのは、『安居渓谷』。そして、へなちょこフリーターがうきうきと降り立った場所は 、『中津渓谷』―― フツーにまちがえた !!

 

…… とはいえ、中津渓谷、いいところでしたよ。安居渓谷は今度帰郷したときに行くからいいんだ ……。

 

てなわけで、 (色んな意味で) 思い出を供養しよう・第二弾『中津渓谷』編、はじまりはじまり~。

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 健脚は 納涼のもと " 中津渓谷 "

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➡︎ 高知市内から車で数十分。臨時駐車場からしばし歩く。中央に見えている橋のところまでは普通に暑い …… 。画面右側にはレストランや温泉があり、宿泊もできる。

 

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➡︎ まずは腹ごなし。安居渓谷で食べるつもりだった鮎定食の無念を晴らすべく、鮎の入ってるメニューをチョイス。もりもりご飯をかっこんで、さあ、散策スタート !

 

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➡︎ 最奥にある滝を目指し、渓谷脇に整備された小道 (画面左側) を歩いていきます。一本道なので迷うことはよっぽどないので、下調べが苦手なへなちょこでも安心です。

 

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➡︎ トンネルをくぐったり、曲がりくねった道をくぐったり、気分はすっかり探検隊。

 

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➡︎ ひたすら歩く、あるく、、、。

 

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➡︎ 散策路には、七福神の像がひっそりとたたずんでいる。

 

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➡︎ 左上に見える赤い橋まで、階段をのぼっていくわけですが……

 

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➡︎ これがなかなか……

 

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➡︎ 高い……! ( 写真じゃまったく伝わりませんね )

 

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➡︎ みなさん、これが噂の仁淀ブルーであります ! 仁淀川水域では、こういうきれいな青に染まった水があちこちで見られる。地元民にとっては当たり前すぎて、つい最近まで価値づけされてませんでした。田舎にはキャッチャーが足りない !

 

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雨竜の滝

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➡︎ 滝が近づくにしたがって、大きな岩が頭上に張りだし、だんだんと視界が狭まってくる。

 

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➡︎ 道幅の細い階段を、ぶるつく膝へ慎重に意思をかよわせて登りきると、いよいよ滝のお目見えです。

 

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➡︎ 姿が見えないうちから、鼓膜をふるわす轟音に圧倒される。四方八方から降りそそぐしぶきのトンネルをくぐっていけば、水柱が眼前にせまる。水の砕ける勢いを前に、肌が触れあう距離にいても声は意味をなさなくなった。頭の先から足の先まで前進くまなく肌を濡らしながらも、不思議と冷たさは感じない。

 

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➡︎ ここからは帰路です。往路とおなじ道なわけですが、逆からだと岩肌や草木が違った表情を見せてくれます。

 

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子どもの頃、送り迎えをしてくれた父の車の車内では、たいていラジオが流れていた。

 

家で掃除をするときにも、ラジオをかけるのが父の常で、AM の、すこし割れた電波の声が響く廊下の奥で、がたがたと物を移動させる音を聞くと、日曜日だなあと思った。

 

ラジオなんてふるくさい。

 

父はわたしに嫌がらせをしているのだ  ! 音声だけの刺激は、幼いわたしには物足りず、窓の外を流れる景色にわずかばかりの面白みを探しながら、後部座席で頬をふくらませたくなったこともあった。

 

そんなラジオに対する悪印象が変化したのは、一体いつだったんだろう。

 

父の迎えを待ちながら、「この時間ならあの番組が聞けるなあ」と楽しみにしている自分がいた。一度聞き逃してしまえば、まだ聞き逃し配信なんてものがない頃だ、欠けた情報を補うのは己の妄想力しかない。そういう不便な状況さえも、ラジオを楽しむ一要素として楽しむ姿勢が、自分でも気づかないうちに自然とできあがっていた。

 

大学生になり自分の車をもってからは、移動時間のお供はもっぱらラジオだった。夕刻、時間が深まるにしたがって、視界は刻々とオレンジ色に染めあげられていく。フロントガラスいっぱいに広がるパステルカラーの移ろいを楽しみながら、耳慣れたパーソナリティの低い声に誘われて、ひとり、くすりと笑う。―― そんな時間が、たまらなく好きだった。

 

出身地である高知県はないものばかりのど田舎だけれど、ローカルラジオの面白さだけはどこにも負けないと断言できる。月末水曜に開催される言葉遊びのコーナーとか、大好きだったんだよなあ …… ばかばかしくて、なくても生きていけるけど、ないとうまく笑えないんだ。

 

今年に入ってから、遅ればせながらYouTuberにハマったへなちょこフリーターなのですが、YouTuberのふざけ方はラジオ番組とおなじカテゴリーだと思うんですが、どうでしょうか?

 

とがって、へこんで、ぐちゃぐちゃで ―― それって唯一無二ってことだ、自然ってことだ。―― 人間ってことだ。

 

そういう場所で、わたしの心は落ち着きを取りもどす。人間を取りもどす。体積を取りもどす。

 

重い体をひきずって、それでも生きていかれるように、半透明の体温をお守りみたいにポケットに持ち歩く毎日です。

 

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● 中津渓谷

〒781-1741 高知県吾川郡仁淀川町名野川

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