へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

思い出を供養しよう・第一弾『高知・大樽の滝』

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本格的に暑くなるまえに、平成最後の夏の思い出をば、整理していこうと思う。

 

難しいんですよね、写真と文章の融合というものは …… 。

 

情報を補ってくれる写真のおかげで記事がつくりやすくなるかと思いきや、写真が雄弁に状況を説明してくれるが故に、何を書いても蛇足になる気がして筆が止まってしまう現象にちょくちょく襲われている、へなちょこフリーターです。

 

特に、昨年夏は写真に気合を入れすぎたあまり、上記現象が多発。下書きに写真を貼ったまま、時間だけが過ぎていったのでした …… 。これからそういうネタたちをひとつひとつ供養していく !

 

まずは、高知県越知町『大樽の滝』。

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恐怖を超えてたどりつけ " 大樽の滝 "

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➡︎ 右上に見えている道を歩いて滝を目指すわけなのですが、駐車場に辿りつくまでの道が実は一番やばい 。軽自動車とおなじ幅しかない山道( もちろんガードレールなし ) でハンドルを握る緊張感たるや …… 。ジェットコースターにも負けず劣らずなスリルです。

 

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➡︎ 道は整備されているものの、滝鑑賞に訪れる人間は少ないのか、ところどころ蜘蛛の巣が張っている。枝を拾って、目の前でくるくる回しながら慎重に進む。

 

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➡︎ 第一ビュースポット。しぶきを含んだ涼風を浴びながらしばし休憩。

 

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➡︎ 同行者の「アブがいる!」という叫びを皮切りに、華麗なスタートダッシュを決めた思い出の小道。

 

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➡︎ 小魚の泳ぐ様子を観察できる(ただしアブがいなければ)。

 

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➡︎ 「滝までは確か10分くらいだよ」ーー以前に訪れた際の記憶を頼りに同行者に告げたわたしには、見事嘘つきの烙印が押されたのでした。めっちゃ歩いた。30分くらいかかった。汗だく+蚊に刺されまくった。

 

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➡︎ たきーー!! 駐車場に至るまでの恐怖&汗だくになった道中を、補ってあまりある迫力。

 

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➡︎ 滝の落ちてくる場所って、どんなになってるんでしょう。

 

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➡︎ 滝壺の淵にたっていると、服が汗で濡れているのか、それとも飛んできたしぶきで湿っているのか、だんだんわからなくなっていった。

 

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わたしの実家は、杉林に囲まれた谷あいにある一軒家で、子供部屋の窓からはそれなりに広い空と、山の緑を見ることができた。

 

雨の降った翌朝は、その山に一本の白い筋が現れる。ーー あれはおそらく、滝なのだろうと思う。

 

視界に映る限りは、数センチの白い縦線にすぎない。あいにく、水の流れ落ちる様子を確認できるほどの視力をわたしは持ち合わせていなかったし、実際に現地へ赴いたことはないから、本当に滝だと言い切ることはむずかしい。

 

窓の外を見て、「あ、雨降ったんだ」と思って終わり。あまりにも些細な出来事だったから、今まで誰にも話したことがなかった。

 

実家を出て数年が経った今、ふと疑問に思う。実家の窓から見えたあの滝は、もしかしたらわたしの妄想だったんじゃないか。

 

気になってすぐ母と妹に連絡をとって聞いてみた。すると案の定、ふたりとも「知らない」と言う。

 

雨の降った翌朝の空気は、室内であっても、ほのかに水気を帯びている。足の裏にフローロングの冷たさを感じながら、窓の外に目をやると、緑の山肌に走る白い筋が見えた。当たり前の連続にほっと息をつくと、記憶の蓋は静かに閉じて、また雨が降るまで意識の淵にのぼってくることはない。

 

歳をとるということは、虚構を抱えて生きていくってことなのかもしれない。

 

( わたしが実家に泊まることはおそらく半永久的にないので、真実は一生闇の中やも …… )

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● 大樽の滝

〒781-1306 高知県高岡郡越知町越知