へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

クラッカーならひとりで鳴らせる夜だから

 

 

人生はスタンプラリーみたいだ。

 

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化粧品を買う、アイラインをひく、スカートを履く、デートに行く、結婚する、子供産む……

 


ひとつひとつの空白を漏れなく埋めながら、ぼくらは何と戦ってるんだろう。

 


遠ざかっていく友達の背中。三分の一しか埋められなかったシートを手に立ち尽くすぼくは、人生の敗者だ。

 


シートを作り直そう ーー 意気込んで枠線を引いたものの、クリアポイントの場所を決めかねて、みんなの真似をしてみては、何か違うと消すを繰り返すうち、シートはすっかりボロボロになった。

 


今にも破れそうなシートを頼りに惑っていれば、はやくおいでと声をかけてくれる優しい人もいるだろう。

 


だけど、ひとたび歩き出せば、どこへ行くんだと、疑問に似せた否定の言葉で貫かれることは目に見えていて。

 


みんなと違う、ただそれだけの理由で殺されだってする。私と違う、それだけの理由であなたを殺さずに居たい。

 


スタンプを貰うだけでは、うまく満たされなかった。ゲームを作り直したけれど、ゴールテープがハッピーエンドになるかは、まだわからない。正解か間違いかでいえばたぶん間違いで、だけど楽しいか楽しくないかでいえばこちらの方が楽しいのだ。

 


ポイントをクリアするごとに貰った飴を口に含んだ。友達の姿は遠ざかって、気配も記憶も曖昧だ。この親しさに名前がないのが残念で、からころともて遊ぶのと同じ舌で、歌をうたっている。