へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

だいたい全部むずかしい

手を洗って、歯を磨いて、顔を洗って、髪をとく ーー そういう、ドラマのプロローグみたいな日常の営みをやれている " こいつ " は、いったい誰なんだ ……?

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まくった袖に雫が伝わないよう気をつけながら、疑問を解決すべく鏡を見やれば、そこには当然、見慣れた冴えない童顔が映っていたわけで ーー ああ、これもちゃんと自分なんだなあって、当たり前のことを馬鹿みたいに思う朝ですよ。

 


意思で体を殴ることができない。…… ほんと、できなくて、困る。

 


気持ちよさが行動の原理に足りなくて、全然癖になってくれない …… 。生活動線を必死でひっぱって、夜の9時には布団に入って、なんとか、なんとか歯みがきはできるようになった!  ーー すっぽかす日も、まだあるけど。

 


そんなこともできないのかとか、きたねーなーとか言われたら、はい!その通り!って指パッチンしちゃう。そういう理屈で己を責め立ててきた筆頭は、自分自身なのだ ー。


歯を食いしばっても、" 普通 " にはなれないんだな、これが …… 。できないことばっかりだよ。

 


iPadApple Pencil を買ってみたけれど、とうとう絵描きは生活に組み込めませんでした ー。

 


好きだからって何でもかんでもできるわけではないし、できないからって嫌いってことにはならない。対義語を両立させて生きてかないとなあ。ーー つまりは自分に優しく、ってことだ。

 


部屋の天井に目をやった。白いなあ、でこぼこしてるなあ、あそこには影がかかるのかあ。美術館で絵画を前にしたかのようにまじまじと、しばらく突っ立って眺めてた。

 


ここは、底なし沼の限りなく底辺に近い場所 ーー 天井には穴が空いて、黒いモヤが渦巻いている。そんなイメージを絶えず頭の中で描いて、食事をしたり、睡眠をとったりしていた。玄関の鍵を閉め、カーテンで光は遮れても、" 外" の侵食をとめるには足りなかった。ーー 安心をつくることに成功した今は、壁をちゃんと認識できてる。頭上には白い蓋がある。ある日突然怖いものが落っこちてきたりはしないのだ。

 


小さな箱 ーー この中で眠れば朝がくる。傷は癒える。開いた一日が、規則的に閉じていく音はちゃんと今日も光ってて、机の上、8桁のブルーブラックがほどけていく。そんなときは明日も、なんて、考えたりして、できないの四文字、都合よく忘れてるんだ。

 


馬鹿だって笑われるくらいが丁度いいから、そういう奴らを蹴たくれる脚力さえ手に入れば、あとはけっこう無くてもだいじょぶなのかもしれないです。まる。