へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

幸福な既視感があれば『蜷川実花展ー虚構と現実の間にー』

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幸福な既視感さえあれば、どこであろうと、かえってゆける。

 

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人工的でビビットな配色、過剰に演出されたファンシーな世界観。

 

仁王立ち、横たわり、妖艶に微笑む人肌は妙に白く、かといって陶器ほどのなめらかさをゆうしていないと主張するように、頰の、腕の、そこかしこに細かな淡い影を落としている。

 

計算の枠から漏れたその自然さを、ナチュラルだとかオーガニックだとか、飾らない美しさだとかって言葉ーー生を賞賛する価値観で語ることだってできるだろう。

 

わたしはといえばーー目を、逸らしたくなっている。

 

女優の肌にライトを焚いて、皮膚を陶器に錯覚してはじめて、おなじ人間のことを、美しい、と思えていたのかもしれなかった。

 

いつかは朽ちてしまうのよーー

 

そう、展示室のそこここで囁やかれながら、ああ、ほんとうだね、終わっていくことはこんなにも美しかったんだね、と語りかけた先では子供が、幼い自分がうなずいている気がした。

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● 豊川市桜ヶ丘ミュージアム 

蜷川実花展は2018年11月17日まで

〒442-0064 愛知県豊川市桜ケ丘町79−2