へなちょこフリーター日記

”楽に・楽しく” 生きるを提案するブログ。

静かな海からやってくるもの『高知・鳴音神社』

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右へ左へ細かくハンドルを切りながら、入り組んだ湾の輪郭を慎重になぞるように軽自動車を走らせた。カーナビが目的地周辺だと告げると、灰色がかった視界の端に、朱塗りの鳥居がぽつりとひとつ現れたーー

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参道

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『鳴音』と書いて『おとなし』と読む。浦ノ内湾のもっとも奥まった場所に位置する小さな神社。

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海へ通ずる参道。

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海の側から神社へ詣でる " ナニカ " を想定して作られている?  もしくは、参道の端はもうひとつの拝殿で、海側にも神様がいたりして……潮の香りを吸い込みながら、そんなことを考えていた。

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境内

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海側から社殿をのぞむ。

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本殿の壁面には彩り豊かな装飾がほどこされ、拝殿の四方は吹き抜けで、舞台のような造りをしているーーこの様な様式の社殿は、他にはあまりないように思う。

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どことなくシーサーを思わせる顔つきをした狛犬。足元には貝殻が置かれていた。

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まとめ

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ソテツの若芽におそるおそる触れると、すこしの力でふにゃふにゃと形を変えるほどやわらかで、刺さると飛び上がるほど痛い先端をした、あのソテツと同じものとは思えなかった。

 

煮て食べたら美味しそうだね、と母は楽しそうに笑って、本殿の方へ歩いて行った。

 

……それにしてもソテツの若芽は羽子板の羽にちょうどいい形をしている。大きさも申し分ない。

 

親の腹からこぼれたソテツが次の居場所に根を下ろすまで、敷き詰められた砂利を踏み鳴らし、くるくるまわる緑の羽を追いかけるーーそんな誰かがいるとしても現れるのは参拝客が去ったあとだろう。

 

参拝と境内の散策を終えた私と母は車に乗り込み、鳴音神社をあとにした。ハンドルを切るこど、社の気配は遠のいて、民家がぽつぽつ現れ始める。

 

こちらを見送る小さな影が鳥居の脇に立っているーー堤防越しに静かな水面を眺めながらふくらませた妄想はしばらく脳内を漂っていたが、街に続く交差点に差しかかったところでふっつり、途絶えた。

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● 鳴無神社

〒785-0163 高知県須崎市浦ノ内東分鳴無

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