へなちょこフリーターの悠雅な日常

おもしろおかしく生きてます。ブログタイトルは香月日輪さんの著書から拝借。目標:週休5日。

フリーター、伊勢に参る。(2016年)

2016年1月、初めての伊勢・鳥羽

2015年9月いっぱいで会社を辞め、12月からショッピングセンターでアルバイトをしていた。イベントの切り替えに合わせて10日間の連休をもらった。旅行、そうだ伊勢に行こう。そう思い立ったのが正月明け。

 

名古屋と伊勢は近いらしい、鳥羽水族館はなんかすごい良いらしい。情報と言えばそんくらいのもの。まあ宿さえ押さえときゃなんとかなるでしょ。

 

1日目 伊勢神宮 内宮・外宮

この頃はまだ名古屋の地理に不得手。近鉄を手段として選んだもの、名古屋駅のどこが乗り場かわからない。出発前からちょっと疲れる。

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13時頃到着。ここでほんとに合ってるのか?人気のなさに湧いてくる不安をおさえ、今夜の宿へ荷物を預けに行く。

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ゲストハウス『風見荘』

ひとり旅の際はもっぱらゲストハウスかカプセルホテル。寝られたら十分。自炊できるのもよい。

 

この時は伊勢市駅すぐのゲストハウス『風見荘』を予約(2017年10月から改築工事のためしばらく利用できない)。女子専用ドミトリー、1泊2,600円。確かここで伊勢市のマップを手に入れたのかな?それを頼りに外宮へ。

 

外宮

体力が回復途中、将来への不安ばりばり、ひとり旅ということもあって写真はテンションあがった時にしか撮ってないようだ。

 

外宮をまわる間、終始びくついていた。今まで知っていた神社と規模も作りも違いすぎる。詳細な看板もなく、何の神様が祭られてるかも由緒もわからん。予習してこなかったことへの罪悪感。

 

小銭では申し訳なさすぎる!そんなつもりは全然なかったのに、心を震わせながら樋口一葉をひらり着地させた。その後も恐縮至極で野口さんをひらりぱらり。財布が軽くなっていく…。会社を辞めた当初は布団から起き上がれなかったことを思い返し、よかったなーとしみじみ思った。自分の体で、自分の意志で、ここへ来て手を合わせられることに感謝した。

 

おはらい町で腹を満たし、内宮へ

伊勢うどんを食べた。麺がもちゃもちゃ。癖になる。

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川の美しさにも、木と社殿の大きさにも圧倒される。どこがどこだかわからないから、とりあえず人並みに続く。歩けども歩けどもたどり着かない…。

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内宮⇒猿田彦神社

おはらい町・おかげ横丁(キャンドルのお店で妹の誕プレを購入)を抜け、猿田彦神社まで歩いた…気がする…。「まだ着かないの!?」「もうしんどい、バスにしときゃよかった」って気持ちは覚えてるのでたぶんそう。

*あとから知ったのだけど、伊勢神宮におみくじはないからここで引くとよいみたいです。

 

チェックインにて驚きの事実発覚

お姉さん「2泊ですので5,200円となります」

私   「・・・・・・(え?え?え?1泊ではなかったけ?2泊?え?でも

     キャンセルしたところでお金払わないかんし、まあ予定があるわけ

     じゃなし。2500円くらいだったら別になんとかなる、か?)あ、はい」

 

一瞬の逡巡はお姉さんには悟られなかったと思う。宿を取ったのは1週間前。予約に使ったアプリを開く…2泊になっとるー。7日前のことをなんで忘れられたんだ私。神様に奮発してる場合じゃなかったー。そんな不謹慎なことを思った。まあしゃあない。

 

『風見荘』には良心市制で買えるパン(1個100円)があり、これがめちゃくちゃうまかった!一見なんのパンかわからんのの中身が極上のグラタンだったり、チョコレートのも美味しすぎて感動した。宿のサイトを見たところ『patisserie&boulangerie mukai』というお店のものらしい。も一度食べたい。

 

『旭湯』の汐湯

宿の人に勧められ『旭湯』という銭湯でお風呂を浴びた。徒歩だと宿からまあまあ時間がかかり、道が暗くて怖かった。汐湯は二見が浦の夫婦岩周辺の海水を沸かしたもの。昔は二見の海で禊を済ませてから神宮参拝をしたとかしてないとか。大人は400円。お宿にあったチラシで割引してもらった。空いてたのでゆーっくり汐湯を堪能。地元の銭湯ながら観光客の私でも居心地悪くなかったです。

 

2日目 鳥羽水族館と『戸田家』の温泉

快晴。10時~16時、体力の続く限り鳥羽水族館を楽しんだ。動物たちの写真を1枚も撮ってないなんてあるのかしら。探してたがない。誰かに見せる、なんてきっと想定してなかったし、この頃の私は(色んな意味で)寂しいやつだったからあり得る。

 

噂に名高い鳥羽水族館が、平日とは言え閑散としていて驚いた。静かに水槽を見上げて海の底に沈んだみたいだった。アシカショーにトドのパフォーマンスショー、海獣・ラッコのお食事タイム。興奮し楽しむほどに体力を消耗。しんどさに泣きたくなった(この頃はエネルギーを節約する、という概念がなかった)。日本の川コーナーのベンチに座ってぼーっとした。

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鳥羽の海はきれいで、だーれもいなかった。どうしても温泉に浸かりたくて、グーグル先生と睨めっこ。歩いて行けそうなのは『戸田家』。公式サイトを見ても日帰り入浴は明記されていない。勇気を振り絞って駐車場のおじさんに尋ねるとフロントまで案内してくれた。小タオル付1500円。お値は張ったが、露天風呂の湯質がこりゃまたちょーーーよかった!ほぼ貸切状態で夕日を独占。いくら浸かってものぼせない。

*ここの温泉効果か、がちがちの肩がすっかりよくなった。

 

JR鳥羽駅は券売機がなくてほんとの田舎だと思った。

 

3日目 月夜見宮・二見が浦

宿から近そうだったので月夜見宮へ行く。木の洞にお稲荷さん。ちょっと怖かった。人目を気にせずじっくり手を合わせられたのがよかった。

 

なんとなく二見が浦を目指す。最寄りの1個手前のバス停で下車。誰もいない。宿屋街にも誰もいない。気まぐれに防波堤へ足を向けると浜へ出られた。同じ太平洋だからか、地元の海に似ていると思った。懐かしさにテンションが上がる。きれいな海を独り占めしている。夫婦岩を見るまでもなく満足感に包まれた。このための2泊だったのか。私は海からきたし、海へ還るのだと思った。

*写真に写っているのは妖怪イヌジマ。砂利に足を埋めて「立った―!」と喜んだ。もちろんひとりで。

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そして二見興玉神社。さっきの浜からそう遠くない。人が一気に増える。しんとした空気が嘘のよう。

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綱を付け替えるところを見てみたい。

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ここで重大な事実発覚。現金が、ない!帰りのバス賃はある。バス賃しかない。ATMももちろんない。土産物センターで観光客が楽しげに銭を落とすなか、文無しの私はバスがくるまでふらふら歩くしかなかった。お腹空いた。疲れた。辛い。運賃が本当に足りるのか気が気じゃないまま、なんとか無事に伊勢市内へ帰った。

 

旅のあと 

バイトの休憩時間に神様について書いたブログを貪り読んで神様や伊勢についての知識を深めた。それがきっかけで近所の神様とご縁ができた。

 

「伊勢に行くと運命が変わる」と言われているらしい。私の身に劇的なことが起こったわけではないけれど。神さまに関する勉強中にひょんと出会った占い師さんからアドバイスをもらったり、神道から派生して禅に興味をもち、そして知った玄侑宗久にもただいに影響を受けた。

 

天照大御神天皇家の祖先とされている。昔それを知った時「なんとうさんくさいことか」と思った。私たちは人間・生物。天皇家だって同じ人間に違いなく、神様が祖先なんてばかばかしい。だからそれを大々的に祭っている伊勢神宮には不信感をもっていた…はずなのに連休がもらえた時にまっさきに頭に浮かんだのが伊勢神宮だったのはなんでだろう。1泊の旅が伸びたのも不思議。

 

そもそも神社仏閣への興味が深まったのは2015年11月の妙心寺だし、そこへ行ったのは9月に会社を辞めたからだし、会社を辞めるきっかけは8月のリンパマッサージで疲れを自覚したからだし…って感じで何がどこへつながるかわからんもんですね。

 

 

明日もがんばらぬ~。