へなちょこフリーター日記

おもしろおかしく生きてきたいね

日帰り蒲郡旅行記 前編『愛知・形原温泉 あじさいの里』

 

6月は観光にもってこいの月である。

 

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日差しは日増しにきつくなっていき、湿り気を帯びた空気が顔に腕にまとわりついてくる、そんな季節になりましたね。

 

夏の気配があちこちから漂ってはいれど、セミがわんわん鳴きわめき、ヤブ蚊が猛威をふるう、地獄の釜が開くまでは、まだ時間の猶予がある …… !  出かけなければ !

 

6月といえば、なんといっても梅雨。外を出歩くのには向かないんじゃないの?  紳士淑女の皆々さまがそう疑問を抱いたとしても、なんら不思議でない。万事が万事楽しむ姿勢で生きているへなちょこフリーターとて、そぼふる雨はなかなかどうしてうっとおしいと感じる。

 

とりわけ、持ち運びに不便を要する傘や、アスファルトから靴へと元気に跳ねとぶ雨粒坊やたちのことを考えると、今日は家に居ようかな …… と、外出意欲が削がれることもしばしばである。

 

だが待てしかし。肌寒い季節を乗り越えて、体が本調子を取り戻してきた今、日によってはまだまだ堪えようのある暑さであるし、何より雨を嫌って外出を控える人間が多いということは、人混みを避けて観光を楽しめるということ …… !  このメリットを反故にするのは、あまりに惜しい …… 。

 

こんなときこそ楽しいたのしいお買い物の出番。毎日使うものではないからと、機能面を妥協してしまいがちだが、雨の日の充実度を左右されかねないレイングッズ選び、慎重に吟味をせねばなるまい。

 

買い物をする時のコツは、雨の日の、あの憂鬱な気持ちを、店頭にてリアルに思い描くことである。家に引きこもりそうになっている自分を、屋外へと駆りたててくれる救世主はいずこ。ためし履きをし、傘を閉じてはひらき、シュミレーションにシュミレーションを重ねるべし。

 

まず第一に濡れたくない。特に、足元の湿り気対策は重要だ。その上、デザインがよければ尚よい。ーー 今年は5月のうちに雨支度を済ませた。傘とレインブーツを新調した今、雨が降るのが待ち遠しくて仕方がない。

 

アジサイ見物は、まさに雨の日にもってこいの余暇の過ごし方ではなかろうか。青空よりも、薄曇りの寂しい色合いが、あの花にはよく似合う。

 

自宅の床に転がって、スマフォ片手に旅程を練りながら、今回は雨が降ってもいいなと思っていた。わたしはアジサイを見たかった。それさえ果たせるなら、天気がどちらに転ぼうと、きっといい旅になる。そんな予感に後押しされて、軽やかに電車に乗りこみ、旅をはじめた ーー 。

 

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5万株のあじさいに誘われて『形原温泉 あじさいの里』

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➡︎ 蒲郡駅からあじさいの里までは、直行バスを利用した。バスの往復代金 + あじさいの里 入場料で1000円のチケットを、運転手さんから購入( 蒲郡駅の観光案内所でも購入可能 )。

 

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➡︎ 場所柄と、朝一番の便  ( 9:40発 )  ということもあってか、ご年配の方々で賑わう車内。おばさまがたのはしゃぎようが尋常でなく、修学旅行のバスに乗り合わせてしまったかのような若干の気まずさを味わう。

 

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➡︎ 20分で発着場に到着。あじさいの里まで、ほんの少し歩く。

 

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➡︎ 平地に広がる公園をイメージしていたので、入園早々、目の前に広がるあじさいの壁に面食らう。受付で手に入れた案内図によると、かなり広い。とりあえず上を目指す。

 

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➡︎ あじさいの間をぬって階段をのぼっていくと、視界がひらけた。

 

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➡︎ 補陀ヶ池。「補陀」の意味が気になって、調べてみたところ、観音菩薩の降臨する霊場観音菩薩の降り立つとされる伝説上の山を「補陀落」というらしい。あしさいの里の東側には補陀寺という小さなお寺がある。あじさいの里も元々は寺院の敷地、だったのだろうか?

 

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➡︎ カメがいました。

 

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➡︎ 補陀ヶ池・西側の売店ソフトクリームや団子といった軽食のほかに、あじさいの株も販売されていた。

 

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➡︎ さらにのぼっていく。写真中央の白い三角形は「チャレンジの鐘」。訪れた人が自由に鳴らすことができる。寺院の鐘を思わせる質素な鐘の音が、あじさいの里の空気を震わせていた。

 

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➡︎ 「あじさいガーデン」。あじさいが洋風な配置で植わっているのは珍しい気がする。

 

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➡︎ 頂上と聞くと、登りたくなるのはなぜなんだろう。案内図には「見晴らし台」とあったが、特別に整地されているわけでも、看板が立っているわけでもなかった。あじさいの里で一番高い場所。

 

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➡︎ 見晴らし台からの景色。左の方に三河湾三河大島を臨む。

 

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➡︎ 個人的には見晴らし台よりも、頂上一歩手前の地点の方が、景色がよいような気がしましたが、いかがでしょう?

 

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➡︎ あじさいガーデンに戻ってきました。

 

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➡︎ あじさいの品の良さは、日陰のほうが映えるなあ。

 

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➡︎ 補陀池の南側では「日本のあじさい展」と称して、珍しい品種のあじさいを鑑賞できる。

 

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➡︎ 萼片の淡い色の移ろいが美しい『コットンキャンディー』。

 

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➡︎ 色数は少ないながらも、一見あじさいとは思えないような奇抜な配色の『ババリア』。

 

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➡︎ 補陀ヶ池の中に、道のような形の浅瀬が確認できた。何かしらの業務を簡便にする仕組みなのだろうか? 池の美しさとも相まって、参道のようにも思える。そうだったらば、浪漫があるのになあ。

 

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➡︎ 敷地内を反時計回りに一周して、入場口近くに戻ってきた。アラサーの脚力ならば、1時間あれば十分じっくり鑑賞できる。上下移動が多いので、足腰が弱いと楽しむのはむずかしいやも( 池の周囲だけとかならば大丈夫か? )

 

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➡︎ バスの発車まで少し余裕があった。補陀寺の仏さまにご挨拶させていただくことにした。寺の方の売店にはあまり人が立ち寄らないようで、売り子のおばさま方が上のあじさいの里を歩く人に向かって「あじさいの販売を行っていまーす! ぜひお立ち寄りくださーい!」と、はり上げる声がむなしく空に散っていく。

 

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➡︎ 補陀寺では、県の文化財に指定されている薬師如来馬頭観音が祀られているらしい。60年に一度、御開帳されるのだとか。

 

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➡︎ 補陀寺を後にし、雰囲気のある坂を下って、バスの発着場へ。右にできているのは、駐車を待つ車の列。平日の11時時点で、少なからず渋滞が起こっていた。休日はどうなることやら……。おばちゃんが呼び込みをしている、個人経営らしき駐車場に泊めたほうが無難やも( 駐車料金はあじさいの里のものと同じで、1日500円だったと思う )。

 

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5年ほど前、友人に誘われて、雨のそぼ降る6月の末、アジサイ見物へ出かけた。

 

境内の至るところにアジサイの立派な株が、もりもりと植わった小さな寺院 ーー いわゆる " あじさい寺 " というやつだ。

 

その寺は、大きな道路からはずれた所にあった。行きたいと想起し、行こう  !  と思い立った者だけがたどり着ける、そんな地味な場所。平時は閑散としているに違いない。ナビの案内にしたがいつつも、本当にこの先なのか?  と訝しがりながら、軽自動車を走らせたような記憶がある。

 

青や紫に色づいた萼片に風流を感じる人間は、案外多くいるらしかった。長い階段をのぼった先の参道から講堂のまわりまで、色とりどりの傘の花が満遍なく咲いている。

 

見物客の数の割に、あたりはしんとしていた。これがもしも花見客だったなら、こうはいくまいというような静謐な空気。きっとそれぞれの傘の下では、「きれい」  あるいは「期待はずれ 」  もしくは「腹が減ったから、売店でおでんを買おう」 やら、言葉を交わしあっているはずだ。けれどわたしの鼓膜をふるわすのは、境内に敷かれた砂利を踏みならす足音くらいのもので、訪れた人間同士協力しあって、アジサイにふさわしい舞台を整えているかのようだった。

 

アジサイは影をまとっている。

 

サクラがおめでたい花として愛でられるのは、日の光を羽織ることができるから故にほかならない。薄桃色の花弁はいかにも頼りなげで、陽光の通過をあっさり許すのんきなところがあるし、花の盛りには光を遮る葉が芽吹くにはまだもう少しかかる。

 

サクラは、あれは一種の照明なのかもしれないなあ。昼をも照らし明かすサクラにうながされ、我々ははたと思い出す ーー " そこに光があること " を。そして花が散った途端、また忘れてしまうのだ。人間の記憶力がもっと高かったなら、私たちはサクラを、ありがたがってはいなかったかもしれなかった。

 

そんなサクラと比べると、アジサイはいかにも重々しい。萼片も葉も、一枚一枚が肉厚であり、それらがこれでもか!  と言わんばかりにもりもりもさもさ、あい重って、ひとつの塊をつくっている。重なりの数だけ落ちた無数の影が、アジサイアジサイたらしめているとも言えよう。

 

初夏の強い陽光も、アジサイの株の根元までは届かない。彼らはそれぞれの小さな夜を抱いて、雨の訪れをじっと待っている。

 

夜空を見上げて星の光を結ぶように、とりどりの萼片の房をつなぐとき、頭の隅でカチリと、物語の開く音が聞こえる。

 

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●  形原温泉 あじさいの里

〒443-0102 愛知県蒲郡市金平町一ノ沢28−1

 

 

思い出を供養しよう・第三弾『高知・そうだ山温泉 和』

 

温泉が好きだ。

 

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広い湯船に肩までつかり、毛穴をくすぐる熱の塊が、カラダの内へ内へと浸みわたっていくのを感じる時間は、至福というより他にない。

 

「どうだ、気持ちがいいだろう?」

 

効能の大小に関わらず、温泉と名のつくものはすべからく、自慢気な態度を纏っているものである。

 

快楽に屈服するような単細胞ではないぞ !  ーー 理性ある人間として、そう断固として抗ってみたいものだが、はたまたどうして、これまで一度だって、ましてや足湯にだって、勝てた試しはないのである。

 

今この瞬間に、世界各地で温泉が湧きあがるようなことなぞあれば、人間はすべからく武力解除をよぎなくされて、世界平和も夢ではないだろう。

 

 

温泉と、自宅の風呂との一番のちがいはなんだろう。湯船の大きさや、効能の有無はいわずもがな。温泉を温泉たらしめているのは、浴場でくつろぐ人と人との間にぴんと張られた一本の緊張感ではなかろうか。

 

脱衣所の扉をくぐり、白い湯気の立ちのぼる水面につま先を差し入れる直前まで、わたしの胸はどきどきと高鳴っている。それは通い慣れたスーパー銭湯であってもおなじで、もしも熱湯だったらどうしようというような過剰な妄想力の産物だる危機感が、心地よさに対する期待のなかに髪の毛一本ほど、混じっているのだ。

 

同性であるとは言っても、他人は他人。裸になったからこそ、隣の人間がまったく別の生き物であることを実感させられる。あの人は肌がしろいなあ、あそこのおばあさんは背中のほくろが尋常じゃないぞ、あんなにふくよかでは膝への負担が心配だ、走りまわっている女の子の線の細さといったら、簡単に折れてしまいそうでこわいほどだ。

そんな知らない人々に無防備に裸をさらして、緊張しないわけがないのである。だのに湯につかれば否応なく、精神の末端まで心地よさにさらわれて、輪郭がぐにゃぐにゃに、無防備の最高潮へと一直線 ーー それではいけない! この際、子どもの落書きほどであってもかまわない、人間として最低限の形をたもとう! たもたねば! しかし、なんとも、きもちがよいなあ …… !

 

押してはいけないと禁止されたボタンほど、押したくなる。無防備になってはいけないと思う心が、温泉をますます気持ちよいものにしていく。ほんの少しのストレスがスパイスとなり、温泉を悪魔的な快楽たらしめているのである。

 

つまりは駅から徒歩3分のスーパー銭湯よりも、山の中まで車を走らせてわざわざ浸かりに行く温泉のほうがより強く気持ちよさを感じる、ということになりはしないか? 人に勧めるときには「ほんとうは教えたくないんだけど」を付け加えればなお完璧だ。その温泉で得られる快楽は、確約されたも同然である。

 

というわけで、思い出を供養しよう・第三弾は、山の緑の中にある、誰にも教えたくなくなる温泉『そうだ山温泉 和』だ!

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カラダに刻む贅沢 " そうだ山温泉 和 " 

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➡︎ 右の低い建物がロビー兼喫茶、左が宿泊施設。パンフレットによるとツリーハウスなんかもあるらしい。

 

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➡︎ ロビーで支払いをすませて、一度外へ。少しばかり歩いていきます。

 

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➡︎ 坂をのぼると、男湯が現れました。

 

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➡︎ 風情ある囲炉裏端を通りすぎ、小さな橋を渡ります。

 

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➡︎ 女湯に到着です。

 

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➡︎ 自分たち以外には誰もいなかったので、撮影してみました。木の香りが気持ちいい脱衣所。

 

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そうだ山温泉を訪れたのは、2018年の8月半ば、お盆期間の真っただ中だった。

 

夏休みだということに加え、高知市中心部ではよさこい祭りが開催されている。須崎市の山端であるとはいえ、泉質のよい温泉である。観光客や帰省者で混んでいたとして、なんら不思議ではない。

 

人気であることは、喜ばしいことである。浴場内がざわざわと騒がしかろうとも、お子さまが走りまわっていようとも、けっして心を乱すまい。そう自分を納得させる言葉をならべながらくぐったのれんの先の脱衣所は、予想に反してがらんとしていた。誰もいない。板間の美しい木目が、間接照明のやわらかな光を静かに受け止めるばかりである。ーー へなちょこフリーター、思わず、がっつぽーず。

 

そうだ山温泉をおとずれるのは初めてではなかった。カラダを無防備の高みへと連れて行ってくれる熱い湯船の気持ちよさはさることながら、今回特筆すべきは、2つある露天風呂のうちの小さい方である。

 

冬におとずれた時とはちがって、明らかに湯がぬるい。ぬるい、という言葉では、温泉側がなんだか手を抜いているように聞こえてしまうかもしれないな。そうじゃないのだ。あのぬるま湯は、人間を蒸し殺そうとやっきになっている夏の野郎から、我々を救おうとしてくれているのだ ! つまり、至福。高知県の片田舎に顕現した、まさに天国であった。

 

夏の屋外にあって、えんえんと湯船につかっていられる優越感ったらないです、ええ。みなさんも今夏、ぜひ体験してみてはいかがでせうか?

 

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● そうだ山温泉・和

〒785-0045 高知県須崎市桑田山乙1122

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*関連記事

 

思い出を供養しよう・第二弾『高知・中津渓谷』

 

わたしは聖地巡礼がしたかったのだ ……  !

 

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ラジオを嗜む習慣をみなさんはお持ちだろうか?  

 

わたしには毎週欠かさず聞いている番組がいくつかあるのだが、その中のひとつに『 Dear Girl ~ Stories ~ 』がある。

 

人気声優である神谷浩二と小野大輔の二人がパーソナリティをつとめる三十分番組。甘さ漂う番組タイトルから、恋愛相談とかやってんじゃないの ? と思うでしょう ? …… ところがどっこい、いい大人が真剣におちゃらける企画が満載。お腹をかかえて笑う場面も少なくないのだなあ、これが。

特に小野Dこと、小野大輔はわたしと同じ高知県出身ということで、勝手に親近感をもって耳と心をかたむけている。

 

『 Dear Girl ~ Stories ~ 』の存在を知ってまだ間もない頃、小野Dの生誕祭と称した高知旅行の回が数週にわたって放送された。好きかもしれない、という淡い予感は一気に確信へと昇格。わたしのハートはまんまと二人に掌握されたのでした。

 

その記念すべき旅行回は、なんと映画化までされた。ラジオなのに、である。型破りすぎてよくわからないけれど、いいのです、たのしければ !  (もちろん映画は見に行った)

 

今をときめく人気声優たちの声で、慣れ親しんだ土地のことを話題にあげてもらえるのは、何度体験してもいいもんです …… 。高知に生まれてよかったー !  わたしは高知県人としてのアイデンティティを、小野Dたちのおかげで獲得したと言っても過言ではない。

 

そしてわたしは思い立つ ―― 聖地巡礼がしたい。

 

小野Dたちと同じ空気を吸って、同じものを食べてみたい。二人にもらった新しい気持ちで、生まれ故郷を括目したい …… ! 

 

しかし、わたしは重大なミスをおかした ――  " 渓谷違い " 。

 

小野Dたちがアユを美味しく食べたのは、仁淀ブルーに嘆息していたのは、『安居渓谷』。そして、へなちょこフリーターがうきうきと降り立った場所は 、『中津渓谷』―― フツーにまちがえた !!

 

…… とはいえ、中津渓谷、いいところでしたよ。安居渓谷は今度帰郷したときに行くからいいんだ ……。

 

てなわけで、 (色んな意味で) 思い出を供養しよう・第二弾『中津渓谷』編、はじまりはじまり~。

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 健脚は 納涼のもと " 中津渓谷 "

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➡︎ 高知市内から車で数十分。臨時駐車場からしばし歩く。中央に見えている橋のところまでは普通に暑い …… 。画面右側にはレストランや温泉があり、宿泊もできる。

 

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➡︎ まずは腹ごなし。安居渓谷で食べるつもりだった鮎定食の無念を晴らすべく、鮎の入ってるメニューをチョイス。もりもりご飯をかっこんで、さあ、散策スタート !

 

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➡︎ 最奥にある滝を目指し、渓谷脇に整備された小道 (画面左側) を歩いていきます。一本道なので迷うことはよっぽどないので、下調べが苦手なへなちょこでも安心です。

 

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➡︎ トンネルをくぐったり、曲がりくねった道をくぐったり、気分はすっかり探検隊。

 

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➡︎ ひたすら歩く、あるく、、、。

 

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➡︎ 散策路には、七福神の像がひっそりとたたずんでいる。

 

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➡︎ 左上に見える赤い橋まで、階段をのぼっていくわけですが……

 

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➡︎ これがなかなか……

 

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➡︎ 高い……! ( 写真じゃまったく伝わりませんね )

 

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➡︎ みなさん、これが噂の仁淀ブルーであります ! 仁淀川水域では、こういうきれいな青に染まった水があちこちで見られる。地元民にとっては当たり前すぎて、つい最近まで価値づけされてませんでした。田舎にはキャッチャーが足りない !

 

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雨竜の滝

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➡︎ 滝が近づくにしたがって、大きな岩が頭上に張りだし、だんだんと視界が狭まってくる。

 

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➡︎ 道幅の細い階段を、ぶるつく膝へ慎重に意思をかよわせて登りきると、いよいよ滝のお目見えです。

 

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➡︎ 姿が見えないうちから、鼓膜をふるわす轟音に圧倒される。四方八方から降りそそぐしぶきのトンネルをくぐっていけば、水柱が眼前にせまる。水の砕ける勢いを前に、肌が触れあう距離にいても声は意味をなさなくなった。頭の先から足の先まで前進くまなく肌を濡らしながらも、不思議と冷たさは感じない。

 

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➡︎ ここからは帰路です。往路とおなじ道なわけですが、逆からだと岩肌や草木が違った表情を見せてくれます。

 

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子どもの頃、送り迎えをしてくれた父の車の車内では、たいていラジオが流れていた。

 

家で掃除をするときにも、ラジオをかけるのが父の常で、AM の、すこし割れた電波の声が響く廊下の奥で、がたがたと物を移動させる音を聞くと、日曜日だなあと思った。

 

ラジオなんてふるくさい。

 

父はわたしに嫌がらせをしているのだ  ! 音声だけの刺激は、幼いわたしには物足りず、窓の外を流れる景色にわずかばかりの面白みを探しながら、後部座席で頬をふくらませたくなったこともあった。

 

そんなラジオに対する悪印象が変化したのは、一体いつだったんだろう。

 

父の迎えを待ちながら、「この時間ならあの番組が聞けるなあ」と楽しみにしている自分がいた。一度聞き逃してしまえば、まだ聞き逃し配信なんてものがない頃だ、欠けた情報を補うのは己の妄想力しかない。そういう不便な状況さえも、ラジオを楽しむ一要素として楽しむ姿勢が、自分でも気づかないうちに自然とできあがっていた。

 

大学生になり自分の車をもってからは、移動時間のお供はもっぱらラジオだった。夕刻、時間が深まるにしたがって、視界は刻々とオレンジ色に染めあげられていく。フロントガラスいっぱいに広がるパステルカラーの移ろいを楽しみながら、耳慣れたパーソナリティの低い声に誘われて、ひとり、くすりと笑う。―― そんな時間が、たまらなく好きだった。

 

出身地である高知県はないものばかりのど田舎だけれど、ローカルラジオの面白さだけはどこにも負けないと断言できる。月末水曜に開催される言葉遊びのコーナーとか、大好きだったんだよなあ …… ばかばかしくて、なくても生きていけるけど、ないとうまく笑えないんだ。

 

今年に入ってから、遅ればせながらYouTuberにハマったへなちょこフリーターなのですが、YouTuberのふざけ方はラジオ番組とおなじカテゴリーだと思うんですが、どうでしょうか?

 

とがって、へこんで、ぐちゃぐちゃで ―― それって唯一無二ってことだ、自然ってことだ。―― 人間ってことだ。

 

そういう場所で、わたしの心は落ち着きを取りもどす。人間を取りもどす。体積を取りもどす。

 

重い体をひきずって、それでも生きていかれるように、半透明の体温をお守りみたいにポケットに持ち歩く毎日です。

 

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● 中津渓谷

〒781-1741 高知県吾川郡仁淀川町名野川

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分裂

 

世界が 今日も 肌をたたいて ぷつぷつと分裂していく。

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終わりの気配に 心地よく身をゆだねることもあれば、どうしようもなく 泣きたくなってしまう朝もあり、ちぐはぐな穴のあいたビーズの全部が わたし自身の証明だった。

 

日曜日の隙間から わたしと ぼくと あなたと わたしが こぼれてく くだけてく。とじてはひらく 拳ににせて、光の数だけ 挨拶があった。

 

愛していれば 愛される。そう信じたままでいられたなら、かさついていく皮膚のまま 今もぼくは 神さまをしていた。

 

ぷつんと。途切れる音がして ーー わたしはあの日 人間になった。

 

ながいながい坂の途中、アスファルトは午後の日差しにぬるくなり、トカゲの鱗よりも濃厚に 生き物みたいなにおいがしていた。

 

世界を撫でる 神さまの右手には 剃刀が握られている。生クリームを整えるみたいに 人間は柔らかすぎて どこに だれがいたのか わからなくなった。真っ赤ないちごが おしゃべりもせず、永遠でいられるような気がしている。

 

ひとつひとつを味わって 音がすくんで こわれて 消えて 最後まで完璧にあまやかな世界が 鼓膜で恋しく 振動しつづける。

 

神さまは笑わない。おろかさを 笑ってはくれない。

 

わたしは人間でいられるろうか。すぐにもげる手足の重みを 忘れないでいられるろうか。感触のない世界で、あなたもわたしであることを 忘れないでいられるろうか。

 

思い出を供養しよう・第一弾『高知・大樽の滝』

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本格的に暑くなるまえに、平成最後の夏の思い出をば、整理していこうと思う。

 

難しいんですよね、写真と文章の融合というものは …… 。

 

情報を補ってくれる写真のおかげで記事がつくりやすくなるかと思いきや、写真が雄弁に状況を説明してくれるが故に、何を書いても蛇足になる気がして筆が止まってしまう現象にちょくちょく襲われている、へなちょこフリーターです。

 

特に、昨年夏は写真に気合を入れすぎたあまり、上記現象が多発。下書きに写真を貼ったまま、時間だけが過ぎていったのでした …… 。これからそういうネタたちをひとつひとつ供養していく !

 

まずは、高知県越知町『大樽の滝』。

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恐怖を超えてたどりつけ " 大樽の滝 "

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➡︎ 右上に見えている道を歩いて滝を目指すわけなのですが、駐車場に辿りつくまでの道が実は一番やばい 。軽自動車とおなじ幅しかない山道( もちろんガードレールなし ) でハンドルを握る緊張感たるや …… 。ジェットコースターにも負けず劣らずなスリルです。

 

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➡︎ 道は整備されているものの、滝鑑賞に訪れる人間は少ないのか、ところどころ蜘蛛の巣が張っている。枝を拾って、目の前でくるくる回しながら慎重に進む。

 

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➡︎ 第一ビュースポット。しぶきを含んだ涼風を浴びながらしばし休憩。

 

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➡︎ 同行者の「アブがいる!」という叫びを皮切りに、華麗なスタートダッシュを決めた思い出の小道。

 

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➡︎ 小魚の泳ぐ様子を観察できる(ただしアブがいなければ)。

 

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➡︎ 「滝までは確か10分くらいだよ」ーー以前に訪れた際の記憶を頼りに同行者に告げたわたしには、見事嘘つきの烙印が押されたのでした。めっちゃ歩いた。30分くらいかかった。汗だく+蚊に刺されまくった。

 

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➡︎ たきーー!! 駐車場に至るまでの恐怖&汗だくになった道中を、補ってあまりある迫力。

 

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➡︎ 滝の落ちてくる場所って、どんなになってるんでしょう。

 

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➡︎ 滝壺の淵にたっていると、服が汗で濡れているのか、それとも飛んできたしぶきで湿っているのか、だんだんわからなくなっていった。

 

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わたしの実家は、杉林に囲まれた谷あいにある一軒家で、子供部屋の窓からはそれなりに広い空と、山の緑を見ることができた。

 

雨の降った翌朝は、その山に一本の白い筋が現れる。ーー あれはおそらく、滝なのだろうと思う。

 

視界に映る限りは、数センチの白い縦線にすぎない。あいにく、水の流れ落ちる様子を確認できるほどの視力をわたしは持ち合わせていなかったし、実際に現地へ赴いたことはないから、本当に滝だと言い切ることはむずかしい。

 

窓の外を見て、「あ、雨降ったんだ」と思って終わり。あまりにも些細な出来事だったから、今まで誰にも話したことがなかった。

 

実家を出て数年が経った今、ふと疑問に思う。実家の窓から見えたあの滝は、もしかしたらわたしの妄想だったんじゃないか。

 

気になってすぐ母と妹に連絡をとって聞いてみた。すると案の定、ふたりとも「知らない」と言う。

 

雨の降った翌朝の空気は、室内であっても、ほのかに水気を帯びている。足の裏にフローロングの冷たさを感じながら、窓の外に目をやると、緑の山肌に走る白い筋が見えた。当たり前の連続にほっと息をつくと、記憶の蓋は静かに閉じて、また雨が降るまで意識の淵にのぼってくることはない。

 

歳をとるということは、虚構を抱えて生きていくってことなのかもしれない。

 

( わたしが実家に泊まることはおそらく半永久的にないので、真実は一生闇の中やも …… )

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● 大樽の滝

〒781-1306 高知県高岡郡越知町越知

 

想像力はVRに勝てるか!?『名古屋・しだみ古墳群』

 

気温をぐんぐんあげていく青空のもと、珍しく活力あふれる体をたずさえて、へなちょこフリーターが何をしていたかというと …… 古代人の墓を見上げていた。

 

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この日の最高気温は36度。角度のきつい日差しは熱線と化す。UVカット素材の生地をやすやすとつらぬいて、肌を焼く。

 

熱い、痛い、熱い、痛い …… なんだか苦しい気もしてきた。どうどう巡りする単純思考の渦にまかれながら、自分自身に問いかける。ーー わたしはいったい何をやっているんだ …… 。

 

冷感素材のグレーのタンクトップが肌に貼りつく。平坦な道を進んでいても、自然と息が切れてくる。午後の日差しに焼かれるアスファルトを走るのはシルバーやグレーの自動車ばかりで、原始的な二足歩行に頼っている人間は、自分くらいのものだった。

 

汗腺のない、犬や猫たちの気持ちがちょっとだけわかるような気がした。身体の機能を上回る外気温は、立ちはだかる壁に似ている。上昇する一方の心拍数に心折られないように、ペットボトルに口をつけた ーー。

 

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1400年の歴史 " しだみ古墳群 "

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➡︎ 10:00 、古墳めぐりはここからスタート ! 大塚志段味古墳。この時点では、東谷山に登ってみたいなあという、ざっくりとした希望だけ。行き当たりばったりは危険とわかりつつ、やめられないんだよな……( 過去の過ちから学ばないタイプ )。

 

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➡︎ 大塚・大久手古墳群の周囲は公園として整備されている。お弁当をひろげてのんびりするのに最適 ( ただし暑くなければの話 )  。

 

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➡︎ しだみ古墳群ミュージアム ( 通称・しだみゅー ) 。受付で200円を支払い、有料の展示コーナーを鑑賞。少々物足りない気はしたが、古墳を堅苦しいものとして遠ざけないための努力としては成功してんのかな?

 

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➡︎ 10:50、本格的に志段味地区の散策をスタートさせる。頼りは、しだみゅーで手に入れた2つのマップ。

 

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➡︎ 11:50 、白鳥塚古墳に到着。志段味古墳群でいちばん最初に作られた、はじまりの古墳。

 

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➡︎ かつての白鳥塚古墳は白い石英で覆われ、庄内川の対岸からも日の光を受けて輝いていたそうな。

 

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➡︎ ひたすら東谷山フルーツパーク沿いを歩いていく。あそこに見えているのが、これから山頂を目指す東谷山だ ! ( 読み方は " とうごくさん " 。つい最近まで " ひがしたにやま " だと思ってた )

 

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➡︎ 11:40、東谷山散策路入り口に到着。3つの古墳を見学しつつ、標高198mの山頂まで登っていく。

 

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➡︎ 道は結構細い。登山者が多いと、すれ違いや追い越しに気を遣って疲れてしまいそうだ。

 

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➡︎ 11:50 、1ヶ所目・南社古墳。古墳上にある小さな社は、山頂にある尾張部神社の末社らしい。大人でも寝そべれる大きめのベンチがあったので、ありがたく腰掛けて体力を回復する。

 

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➡︎ 東谷山登山、一番の難所、急勾配に140段の階段。すれ違う人が誰もいないので、自分のペースでゆっくり進む。

 

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➡︎ 2カ所目・中社古墳。東谷山の尾根に沿って作られてるっぽい。上の社に参る元気はなかった … 。

 

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➡︎ 古代人はどんな気持ちで石を敷きつめていたのだろう。

 

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➡︎ 12:15 、休憩時間含め35分で東谷山登頂成功 ! 

 

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➡︎ 古墳の上に建っている尾張部神社に参拝。扁額が瀬戸物でできている。

 

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➡︎ 神社横の展望台の上からは名古屋の街、その向こうに広がる鈴鹿山脈を視認できた。

 

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➡︎ 写真中央に見えているのは、おそらく名古屋駅のビル群と思われる。

 

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➡︎ ここで、アプリ『GO ! GO ! しだみ古墳群』をダウンロード。東谷山の展望台でアプリを起動させると、なんと1400年前の景色を360度・VRで体感できるのだ ! まずは東谷山・西側の風景(上:1400年前、下:現在)。

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➡︎ つづいて、尾張部神社側の風景(上:1400年前、下:現在)。

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➡︎ 山頂・東側からの景色。

 

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➡︎ 神社・東側の道を通って、裏の広場へ。絶対無理だろうけど、ここにテント張ったら気持ち良さそう。

 

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➡︎ 13:00 、下山開始。散策路に比べて、道がなだらか。登るにもこちらの道を使った方がよいやも。

 

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➡︎ 道がなだらかなので、周りを見渡す余裕がある。東谷山には鳥やタヌキだくでなく、リスもいるらしい。

 

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➡︎ 古墳巡りを開始して3時間が経過。盛られた土が、すべて古墳に見えてくる病気にかかる。

 

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➡︎ イノシシを捕らえる用であろう檻を2つ見かけた。『イノシシに注意』の看板も。どうやって気をつければいいのか …… 鈴か ? 熊鈴なのか ?

 

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➡︎ 13:20 、林道を抜け、個性豊かな家が立ち並ぶ、高級 ( ? ) 住宅地に突入。

 

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➡︎ いい坂道です。

 

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➡︎ 13:30時、東谷山白鳥古墳に到着。古墳内に作られた横穴式石室を見学する。

 

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➡︎ 13:45 、東谷白鳥古墳側・東谷橋を渡り、庄内川の河原に降りる。( へなちょこフリーターは、水音を聞かないと死ぬ病気をわずらっている ) 。道なき堤防を滑り降り、ほうほうの体で水辺へ。

 

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➡︎ スシローで、遅めの昼ごはんで古墳めぐりはフィニッシュ ! 

 

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➡︎ 約4時間、炎天下を歩き通した。冷房の効いた室内に入るも、頭の熱がなかなか取れない。帽子だけでは、真夏日の日差しには到底勝てないらしい …… 結論 『 日傘 + 帽子内に保冷剤、などを組み合わせないと、35度越えの屋外を安全に歩くのは非常に危険! 』

 

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人生における大体の問題は、ストレスを排除すれば解決するのだーー

 

今回の古墳めぐりでは、それを証明するかのように、無心にひたすら、歩きに歩いた。

 

軽い熱中症にかかったものの、歩くこと自体は難なくできた。これは本当に自分自身の体なんだろうか? そう不思議に思わずにはいられなかった。

 

やりたいのにできない。体が思うように動かない。歳のせいだろうか、才能がないんだろうか、そもそも本当はやりたいと思ってないんじゃないか……耳なれた理由を思い浮かべて、諦めてしまうその前に、自分はストレスに押しつぶされそうになっていないか、考えてみてほしい。

 

10分間立っていられず、半分寝たきりで泣いていた三十路は、嫌なひと・ことから距離を置くことを覚えて、今は元気に1万歩歩けてます。

 

ノンストレス生活、さいこー!

 

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● しだみ古墳群ミュージアム

 〒463-0001 愛知県名古屋市守山区上志段味前山 大字 上志段味字前山1367

 

 

 

読書感想文

 

もうどうでもいい ーー 。

 

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曲げやりな手首とは裏腹な、初めて煙になった祖母との記憶。どこかの大人たちの郷愁を震わせて、名前の下で いまもゆらゆらしてる。

 


夏休みが始まる前に買った原稿用紙は、リュックの底でくしゃくしゃになっていた。約束は守るものだと、僕は まだ 信じていて、守れない現実にも守られないリアルにも、毎分 殺されそうだった。

 

 

母が いい子だと 言ってくれた通りに生きていく、それだけのことが、自分で服を選ぶようになった頃から、なぜだかひどく難しかった。子供部屋に満ちていく 規則的な水音を、ベットに座った右耳で じっと 聞いている。

 


わたしはここにいるのに、好きな食べ物とか 君が聞くから、中身を溶かした声になる。

 


わかってもらいたかった。

 

 

切実な真実に 着いていけない粉々の神経の塊で、便箋の封を切る。優しい体温が 僕の目まで届きそうになると決まって、図書館の重い扉を  肩をつかって押しあけた。お前がそんなんだから、みんなの前で先生に、大丈夫か?  と 息のぬくさを確認される。教壇の隅の墓標は全部、ぼくの名前の形をなぞる。

 


鳴らない玄関に安堵した。僕を、僕だけが責める。夢の世界でも身体を被って、何をしたいんだったっけ?  お前が素手で触るから、正しい目盛りが もう わからない。