へなちょこフリーターの悠雅な日常

おもしろおかしく生きてます。ブログタイトルは香月日輪さんの著書から拝借。目標:週休5日。

フリーター、伊勢に参る。(6)

伊勢二日目。鳥羽水族館へ行く!

近鉄山田線を利用。伊勢市駅~最寄りの中之郷駅まで25分。

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鳥羽までの沿線は森を抜けたり海が見えたりで楽しい。水族館は駅からすぐ。

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ジュゴンのセレナの入館30周年ですって。かわゆい。

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エントランスホール!

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鳥羽水族館は横長の建物で出入口すぐのエントランスホールが建物のちょうど真ん中にあたる。10:30~の海獣王国お食事タイムをめあてにまずは左側を攻めることにする。

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鳥羽水は飼育種類数日本一の水族館である。「餌が歩合制になったのか?」と疑ってしまうほど、私が訪れた時にはみなさんサービス精神旺盛だった。今回はその一部をまとめてみました~(海獣・ラッコのお食事タイム、セイウチタッチショーの模様は後日別ページにてご紹介)。

 

怒るコブシメさん。

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おんぶにだっこカブトガニ

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ぐーぐーコツメカワウソ

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元気いっぱいフンボルトペンギン

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ゴマフアザラシ。見よ!素敵な尾っぽ!

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一心に食うアメリカビーバー。

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こちらもずーっとモグモグ、ジュゴンのセレナ姉さん。

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おそらくベンガルワシミミズク。子供たちに囲まれてるので遠慮してたら「お姉さんもどうぞ」と勧めてくれた(物欲しそうな顔してたかな)。もふもふのつやつやでござった。

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フトアゴヒゲトカゲ。きりっ!

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食事?巣作り?に精が出るショウジョウトキさん。

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悟りの境地カピバラさん。

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アマゾンの主ピラルクー(その昔、別の場所で餌やり体験をしたことがある)。

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日本の海コーナー。タイ、その他諸々。

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ハコフグ

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イセエビ。

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タカアシガニドチザメ

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ハゼかしら?

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添い寝みたいで可愛い。

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摩訶不思議イロワケイルカ。ご飯を食べてはしゃいでおった。

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旅はのんびりつづく~。 

 

フリーター、伊勢に参る。( 5 )

伊勢市駅に降り立った私はへろへろだった。一時よりは元気になったとはいえ、燃費の悪さは顕在。丼もうどんもすっかり使い果たしてしまった。

 

お宿は駅から徒歩2分。近くてよかった!日の出旅館。

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迷路みたいな狭い廊下を案内されて本日のお部屋はこんな感じ。ふかふかのお布団(我慢できず1度寝転がったので少々皺が寄っている)。

宿泊客は少なかったようで、夜はひっそりしていた。先が見通せない作りになっているためか、想像力が掻き立てられる(肝試しイベントにはうってつけでなかろうか)。捨てるにはもったいないのでとりあえず飾っとくか!といった風情の置物が至る所に。

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「もう動けぬ。夜ご飯は食べない」

轢かれたカエルのごとく布団に潰れ、疲れすぎて寝るに寝られず、じっとする。1時間ほどそうしていただろうか。トイレに立とうと体を起こすと以外に大丈夫だった。

「お腹すいた。すき焼き食べたい」

なんも要らんって言ったのに、と母に笑われながら外へ繰り出す。駅前の「和食さと」にて牛すき鍋定食(うどん付)、アボカドサラダ、から揚げをモリモリ食べる。米がうまいうまい。

 

宿へ帰り、一畳半ほどの浴槽で体を温めたら、すっかり気分がよくなった。

大変満足のうちに眠りについたのであった。

 

 

旅はのんびりつづく〜。

 

 

フリーター、伊勢に参る。(4)

いざ内宮!

近頃では外宮→内宮のお参り順が一般的になっているが、偉い天照様に先に挨拶すべきと内宮→外宮が主流であった時代もあったらしい。

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宇治橋をわたり五十鈴川にて手と口を清める。靄がたって神秘的な雰囲気。

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御手洗場すぐの瀧祭神。続いていくぶん涼しい木々の中を進み、風日祈宮へ。

五十鈴川の支流・島路川にかかる橋の上にて、おじさま集団のガイドに聞き耳をたてる。川に響く鳴き声の主はカジカガエルかー。

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人がざわめく皇大神宮荒祭宮へご挨拶申し上げ、ブラタモリにて得た知識を確認し満足する。

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それにしても内宮広い。体力がんがんに削られ、涼しい参集殿にてしばし放心。

果汁100%サイダーにうまいうまいと舌鼓を打っていると、緑茶のペットボトルを手にした母が神妙な面持ちで近づいてきた。

「これ、忘れてなかった?」

母の掌で小銭がじゃらり後をたてる………あーやっちまったー。

130円のサイダーを買うにあたり、千円札を飲み込んだ賢い自販機はきっちり870円のお釣りを吐き出した。賢くない私は「サイダーが美味しいかどうか」に思いを馳せ、小銭群をぽっかり失念した。ぞっとするぜ。

 

参集殿には売店があり、御朱印帖やお守り、ポストカードなんかを販売している。私はお神酒と『神宮125社巡拝案内』を購入した。お釣りはしっかり受け取った。

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内宮をあとにする頃には天気はすっかりよくなっていた。

 

おはらい町へ躍り出る。エビ柄のそば猪口に目を奪われたり、天然石を扱う「岩座(いわくら)」は品ぞろえが和テイストで大変面白く、しばし長居。母は可愛らしい手のひらサイズのお鈴と盛り塩装置を購入。

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カフェ。外から除くと五十鈴川を望むカウンター席がとても素敵。是非にお茶をと思ったが、17時きっかりに店仕舞いされた。無念。カフェを右手に階段を下る。つくづくよいなーよいなー。

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徐々にひっそり、角のまるい黄色を帯びていくおはらい町。帰りのバスでは2人とも眠りこけた。

 

 

 

旅はのんびりつづく~。 

 

 

フリーター、伊勢に参る。(3)

外宮~内宮へ、バスに揺られること15分。エアコンの素晴らしさを母と確認し合う。

 

ぐっとくるソフトクリームを求めておはらい町を流す。

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抹茶、チョコ、バニラ、イチゴ、ブルーベリー…大吟醸日本酒ソフトクリーム。ぐっ。威勢のいいお兄ちゃんから受け取ったブツに鼻を寄せる…お酒の匂いがする!すっきりした甘味に背中を押され、まだまだ暑い昼日中、宇治橋手前の鳥居を横切りずんずん歩く。

 

足腰の神様を目指す。ふいに現れた騒がしい大型駐車場を抜ける。こんなところに神社があるのかしらん?不安で引き返しそうになった頃、めあての宇治神社を発見。マラソンの野口みずき選手もお参りしたとかしないとか。

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足腰を悪くする人には少々きつかろうと思う上り坂。若々しい社から漂う木の香りが場を包んでいる。母が足神さんに手を合わせる間、私は本殿へご挨拶。初めて知る神様の名前がずらーっと並んでいる。駐車場の喧騒はどこへやら、母と私と神様ばかりの境内はとても静かで身の引き締まる思いがした。

 

いよいよ今度こそ内宮へ!

 

 

のんびりつづく~。

 

 

フリーター、伊勢に参る。(2)

幸せに重くなった腹を抱え、えっちらおっちら外宮へ向かう。湿度の高い空気がまとわりついてくる。

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遷宮のために設けられた空地が私は怖い。見たこともない(かもしれない)「神様」というもののために白石で要地を区切るという行為が連綿と行われている。広大な敷地の真ん中に据えられた小さな社に何度も目が吸い寄せられる。絶対なんか居る。

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看板も何もない脇道に人が吸い込まれていく。後について行ってみる。山の谷間に鳥の声と雨だれが弾けるばかりのひっそりとした場所に簡素な社が鎮座ましましていた。よくわからんけど緊張する。頭を下げ、そそくさとその場を後にした。静かなのが好きなお方なのかしらん?

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神様方への挨拶を終え、鳥居脇の勾玉池。サギの食事を眺めつつ、しばし英気を養う。

 

冷たい甘味が食べたい!下心とともに今度は内宮へ参る。

 

のんびりつづく~。

 

 

フリーター、伊勢に参る。(1)

1泊2日をまとめるとなかなかのボリュームになった。小分けにして週末を中心にお届け予定~。

 

2017年6月、伊勢へ行ってきた。旅のお供は母である。伊勢神宮(外宮、内宮)と鳥羽水族館を満喫。

 

今回はJR「快速みえ」得ダネ4回数券(4,920円)を利用。名古屋市内のいずれの駅からも乗車可能。片道1,230円、1時間半で一路伊勢を目指す。

度が過ぎるおっちょこちょいには自分でも時々ぞっとする。一泊しているうちになくしかねないので切符は母に託す。

 

名古屋駅。曇天。4両くらいだったか?梅雨時期の平日ということもあってか、空席が目立つ。

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私は車窓の中でも特に電車を好む。高速道路の防音壁に阻まれるバスに比べ、ぐんぐん景色が変わっていくのがよい。街並みを抜け、田畑の緑が濃くなっていく。

 

ところで、私と母はこの年の春に国交を回復したばかりである。しばらく家族との連絡は必要最低限にしてきた。母が単独事故を起こしたり、私が自分との折り合いをつけたりとなんやかんやあって、この度の旅が実現。会話で喉がからからになった頃、伊勢市駅に到着。

 

「ここは本当に有名観光地だろうか?」

初めて訪れた時も同じことを思った。閑散期であることを考慮しても、それにしても人がいない。

 

まずは昼餉処を検討する。伊勢うどん、蒸し牡蠣、フライ定食、ソフトクリーム、炊き込みご飯…決め手にかける。気がつけば外宮はもうすぐそこ。引き返すしかないかーとちょっとげんなりしていると、「生しらす丼あります」の文言発見。ぐっ。

『浜与本店外宮前店』

腹ぺこであった私は生しらす丼伊勢うどんのセット、母は釜揚げしらす丼

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右上の小鉢には牡蠣の佃煮。しらすは臭みがなくうま味がとろっと舌にのる。山椒が効いた漬物もよかったー。

 

腹ごしらえ完了。いざ外宮!

 

 

のんびりつづく~。

 

 

フリーター、夏の残り香に安堵する。

「実家へは帰らなかったの?」

「それがですね、帰ろうとは思ってたんですけど…」

お盆明けを象徴するサラリーマンと思しき二人組を横目に、ゴミ捨て場を後にする。

草花は衰えを知らず、湿度高めな大気へやる気を発散させている。イグサ似の香りの風が肌に気持ちいい。実家の仏間に転がっていた父のお昼寝枕(および加齢臭)を思い出す。

 

図書館へ向かう線路沿いは蔦が渦を巻き、葉の隙間からツユクサの青とマルバルコウソウの橙が顔を覗かせる。西へ向かうにつれ、日差しが強くなっていく。秋から夏へ季節をまたいだ気持ちがした。

 

桜庭一樹の読書日記で紹介されていた縄田一男編『吉原花魁』を読まんと、検索機が吐き出したぺら紙を頼りに探すも見つからず。頼みの綱の図書館員さんも「あれ~?」と声を上げる始末。御縁がなかったのね~と諦め、新たな獲物を物色していたところ、あらぬ所に棚刺しされていた下手人にばったり遭遇した。表紙には真白な横顔を風にさらす艶やかな遊女。

吉原にまつわる男と女のあれやこれやのアンソロジーであるが、なんせ血なまぐさい。これを読む限り、吉原は毎夜血に染まっていたのではあるまいか。夜と共に血の雨が降り、何事もなかった真白な顔した朝がくる。

私は南原幹雄『爪の代金五十両』が一等好きである。解説じみてない用語解説が時代小説に明るくない私にも易しく、なおかつ結末の後味の悪さが天下一品!爪をはがれる痛さがなまじわかるだけに、「いー!」と口を引き結び眉根を寄せるのを我慢できない。

この話に登場するおえんが、須賀しのぶ『芙蓉千里』のフミに重なる。廓を前にすると女と男どちらの立場にも馴染まない、でもどうしようもなく女である2人の気風と度胸のよさが痛快なんだよなー。

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「世の中万事、綱わたりよ」

「綱わたりがこわくっちゃ、生きちゃいかれねえ」 

          藤沢周平『三千歳たそがれ』

 

 

明日もがんばらぬ~。